勉強をしないこどもとの関わり方
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アドラー心理学を学び、一番衝撃だったこと。 それは「課題の分離」を知った時でした。
『これはいったい誰の課題か?』
その責任を最後にとるのは誰か、ということをまず考えるのです。
人間(親子)関係を複雑にしているのはズバリこれなんです!
頼まれもしていないのに、口をだす。手助けをする。答えをいう。。。
さらには問題解決までしてしまう。
これでは、こどもを依存的にしてしまいます。
・学校へ遅れる ・勉強、宿題をしない ・いじめられる ・部屋の片付けをしない ・朝起きれない ・兄弟喧嘩する
以上などはすべて、こどもが解決すべき課題です。
・離婚や別居 ・家計が苦しい ・子どもに勉強して欲しい ・学校へ行って欲しい ・怒りっぽい ・仕事が忙しい ・子どもの偏食が心配
以上などはすべて、親が解決すべき課題です。
ただ協力すべき課題というものもあるんですよ。
例えば!「宿題」 これはこどもの課題ですが、「難しくてできない、手伝って欲しい」と頼まれた場合はどうしますか?
そういった場合は、『共同の課題』として解決をします。 お互いに相談・依頼をし、共同の課題にするかを話し合います。
共同の課題にしたくない場合は、 「宿題は自分でするものだ」と依頼を断ることもできます。
親子なのに堅苦しい!と思われるかもしれませんが、親子だからこそ、きっちりと自分と子どもの間に距離を作ったほうがいいのです。
わたしはこの課題の分離を学んでから、随分と人間関係が楽になりました。自分が抱え込まないでいいものを、山のように抱え込んでストレスを溜めていたんだと気づかされたのです。
勉強をしないこどもに、イライラする気持ちは痛いほどわかりますが、勉強をするかしないかを決めるのは・・・
(残念ですが)こどもです。
親は支配(コントロール)するのではなく、援助(サポート)をすることしかできません。
たとえ子どもが失敗をしても、
ほらね! 言ったでしょ! お母さんがやるから貸しなさい!
なんていわないで、次はどうすればうまくいくかを一緒に考えてあげてくださいね。
それにほら、失敗は成功のもとです^^
〜本日のメモ〜